こどものほん 編集部

きつね山の赤い花

女の子ときつねの子の、いっときの出会いを描いた美しい物語

きつね山の赤い花
  • 作:安房直子/絵:えがしらみちこ
  • ISBN:9784867161791
  • A4変判 / 48ページ
  • 価格:1,540円(本体1400円+税10%)
  • 発売日:2021年9月8日
ある日、ゆみ子が菜の花畑の道を歩いていくと、きつねの子の歌声が聞こえてきました。
――はっぱさん はっぱさん おさらになあれ――
きつねの子は歌いながら、次から次へと葉っぱを緑の食器に変えていきます。
遊びたくてたまらなくなったゆみ子は、きつねの子に「いれてえ。」と声をかけ、
いっしょにおままごとをはじめました。

著者紹介

  • 安房直子

    1943年、東京都に生まれる。日本女子大学卒業。『さんしょっ子』(同人誌「海賊」)で日本児童文学者協会新人賞、童話集『風と木の歌』(実業之日本社)で小学館文学賞、童話集『遠い野ばらの村』(筑摩書房)で野間児童文芸賞受賞。
    また、『風のローラースケート』(筑摩書房)で新見南吉児童文学賞を受賞。
    その他の作品に、『おしゃべりなカーテン』『ゆめみるトランク』(以上、講談社)などがある。1993年没。

  • えがしらみちこ

    1978年、福岡生まれ。静岡県三島市在住。 熊本大学教育学部卒業。
    主な作品として、『あめふりさんぽ』をはじめとした【おさんぽシリーズ】(講談社 / 全国学校図書館協議会選定図書)、『なきごえバス』(白泉社 / 第9回MOE絵本屋さん大賞2016「パパママ賞」第1位)、『なきごえたくはいびん』『いろいろおてがみ』(小学館 / 全国学校図書館協議会選定図書)、『あなたのことがだいすき』(KADOKAWA)、『せんそうしない』(文・谷川俊太郎 / 講談社)など。