きつね山の赤い花
女の子ときつねの子の、いっときの出会いを描いた美しい物語
ある日、ゆみ子が菜の花畑の道を歩いていくと、きつねの子の歌声が聞こえてきました。
――はっぱさん はっぱさん おさらになあれ――
きつねの子は歌いながら、次から次へと葉っぱを緑の食器に変えていきます。
遊びたくてたまらなくなったゆみ子は、きつねの子に「いれてえ。」と声をかけ、
いっしょにおままごとをはじめました。
――はっぱさん はっぱさん おさらになあれ――
きつねの子は歌いながら、次から次へと葉っぱを緑の食器に変えていきます。
遊びたくてたまらなくなったゆみ子は、きつねの子に「いれてえ。」と声をかけ、
いっしょにおままごとをはじめました。