こどものほん 編集部

わたしをわすれないで

認知症のおばあちゃんと孫娘ジュリアを描いたこころ温まるお話。

わたしをわすれないで
  • 作:ナンシー・ヴァン・ラーン/絵:ステファニー・グラエギン/訳:角野栄子
  • ISBN:9784896377026
  • B4変判 / 40ページ
  • 価格:1,650円(本体1,500円+税10%)
  • 発売日:2018年3月9日
わたしのおばあちゃんは、
おりょうりもおかしづくりもおそうじも、
なんでもじょうずにできる
やさしいおばあちゃんだった。
でも、おばあちゃんは
すこしずつわすれんぼになっていったの。

幼いジュリアには、おばあちゃんの身に何が起こったのかまだ理解できません。
それでもひとつひとつの現実を受け止め、おばあちゃんに寄り添います。
たとえ忘れていても、つながりは途切れないことを教えてくれる
こころ温まるお話。

著者紹介

  • ナンシー・ヴァン・ラーン

    幼少のころ引っ越しばかりの家に生まれたため、
    車での移動中、退屈しのぎに物語を書いていた。
    広告代理店、テレビ局での勤務経験を経て、
    絵画の勉強を始め、本格的に執筆活動を開始。
    数多くの児童書や絵本を手掛ける。ニューヨーク州在住。

  • ステファニー・グラエギン

    イリノイ州シカゴで生まれる。
    メリーランド州ボルティモアのメリーランド美術大学で美術学士号。
    その後、ニューヨーク州ブルックリンのプラット美術学校の版画制作で学士号。
    今もブルックリンで、絵を描いている。
    著書に『おじゃまなクマのおいだしかた』(岩崎書店)など。

  • 角野栄子

    『魔女の宅急便』(福音館書店)で野間児童文芸賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト賞。
    『大どろぼうブラブラ氏』(講談社)『おはいんなさいえりまきに』(金の星社)で産経児童出版文化賞。
    『ズボン船長さんの話』(福音館書店)で旺文社児童文学賞、路傍の石文学賞。
    『トンネルの森1945』(KADOKAWA)で産経児童出版文化賞、ニッポン放送賞受賞等、その他受賞歴多数。